生産完了になりました

こんにちは。

COOLPIX A が発売されて早２年が過ぎました。
ニコンのホームページでは残念ながら「旧製品」のタグがつけられてしまい、スペシャルサイトもいつの間にか消えてしまったのでどうやら生産完了になったみたいですね。
デジタル製品のサイクルはとても早く、あっという間に型落ちです。

ネット上には後継機の噂もちらほらと出てきましたが、このカメラは販売で苦戦したため後継機の開発にはつながっていないと以前ニコン映像事業部の方がインタビューで答えていましま。(Ａの開発チームそのものが解散してしまったとの話もありますし。)
なので、今回の生産完了に合わせて次の製品が発売されるというわけではなさそうですね。
「１インチセンサー」「ズームレンズ」などいろいろな要望があるみたいなので、『手のひらサイズの一眼レフクオリティー』というＡのコンセプトが引き継がれるのかも微妙なとろこです。

さて本機Ａは、2013年3月に高級コンパクトデジタルカメラとしてニコンから満を持して発売されました。
当時はスマートホンの隆盛もあってコンパクトカメラは高画質化や新たな付加価値が求められていたため、ハイクラスやプレミアムを謳った高級コンデジが各社から発売されました。
キヤノンからはG1x、ソニーはRXシリーズ、富士はXシリーズ、リコーはGRなど高級コンデジ市場は一気に賑わいを見せました。
そんな中、ニコンからはこのAが登場したわけですが、いかんせん人気はイマイチで、やれオートフォーカスが遅い、やれ画像エンジンが古い、やれ操作性が悪いやらなんやらと散々叩かれていました。優等生として生まれながら劣等生の刻印を押されてしまったわけですね。
実際使用していて確かに改善してほしいと感じるところも少なくないですが、個人的には十分すばらしいカメラだと思っています。


普段使いのコンパクトカメラとしてオートフォーカスも遅くはないし、シンプルなデザインでしっとりとした金属の質感や落ち着いた操作感は悪くないですよ。
 このブログでは、そんなＡを生産完了となった今あらためてレビューしていこうと思います。また後継機についてもネット上の噂を紹介していけたらと考えています。

すでにカメラ史の澱となりかけているＡですが、すべてのカメラがそうであるように、末永く付き合っていきたいです。
よろしくお願いします。

管理人 はつ夏