「Pure Photography」と題されたこのプロモーションビデオは、Dfの発表に伴って毎週一本ずつ計6回にわたって公開されたティーザームービーです。その鮮烈さから覚えている方も多いのではないでしょうか。
毎週美しい映像とともに少しずつベールを脱いでいく新型機にドキドキワクワクさせられましたね。
ティーザー広告というのは、あえて製品の詳細を隠すことによって消費者の注目度を煽る広告手法です。ちょっとした「ジーザス・イズ・カミングスーン」です。
通常のカメラの広告であれば、AFスピードや連射性能、画素数などといった製品のスペックが強調されるところですが、このDfのティーザームービーに関してはそれらが一切ありません。
そのかわりに、「ダイヤルやシャッターの何気ない音、質感」、「撮影のシチュエーション」、「カメラへ向けられる使用者の態度」といった周辺の環境を描くことによって製品のテーマやコンセプトを表現していきます。
まあ難しい話は抜きにして、ゆっくりお茶でも飲みながらに今一度この映像を楽しんでみて下さい。
私なりに映像への説明と解釈をつけ加えてみますが、それに捕らわれずご自身の目で自由に楽しんでください。きっといろいろなものが見えてくるはずです。